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静岡県で英会話教室を運用しているK.S.さん。
高校から米国に渡り11年、日本に帰国後、いくつかの仕事を経験した後に2006年から地元密着型の英会話教室を始め、今年で14年目になりました。
14年間の経験を踏まえて、実感した一つの答え
— なぜ英会話教室を始めたのですか?
友人に「私の子供に英語を教えて」が始まりでした。
住んでいるところが田舎で、周りに英会話スクールがなかったというのもあり、まずは数名の小さなスクールから始めました。
その後、その友人が生徒を集めてくれて、あっという間に20人の生徒を抱える大世帯となり、そこから本気で英語を教えようというスイッチが入りましたね。
初めは小さい子供がメインだったんですが、小学生や中学生も生徒になっていきました。
— スクールを始めた時、何か驚いたことってありますか?
いちばん驚いたことは、大手の英語塾に通っている中学生の生徒数人を受け持ったのですが、アルファベットが書けない、読めない子が結構いましたね。
もちろん否定系や未来系などの基本の英文法もわからない。
「英語塾で何をやってきたの?」と聞くと、「わからない」「ただ行ってただけ」というんです。 これには驚きました。
— どんな考えで生徒さんと接していますか?
英語を楽しく学んで欲しいですね。 個人塾だからこそできることに力を入れ、英語に興味を持ってもらい、楽しく学び、英語を好きになって貰うことを第一としています。
英語はあくまでも言語のツールであり、大事なのは人間力です。
これからまた時代は大きく変わっていきます。好きなこと、得意なことを活かし、自分らしく生きることに価値のある時代となります。
それを世界に発信したいと思った時に英語が話せたら世界は大きく広がります。
— 英語を教える上で嬉しいことは?
先程、アルファベットが読めない生徒の話ですが、こういう生徒も最終的には英語が好きになり海外に高校留学をした生徒もいますよ。
— 留学ですか。すごいですね。
私が高校留学をした経験を活かして、留学の斡旋もしています。
経験を踏まえて、留学をする生徒には最低限生活に困らない英語力を持ってもらうようにはしています。
「日本人は文法も読み書きもできるのに、会話ができない」と良く聞きますので、最低でも生活で困らない英語力をと思っています。
ただクラスでは英語を気兼ねなくしゃべるのですが、実際に留学すると英語が全然通じないと言った報告も受けていて、何とかしたいなとは思っていました。
— ネイティブスピーカーと喋ろうとすると、緊張して頭が真っ白になる気持ちはわかります。
そうなんですよね。ネイティブスピーカーと会話する経験を積んで、自信をつけてもらいたいとは思っています。
今までは、地元に住む米国人たちが開催するクリスマスパーティーとかに生徒と一緒に参加して、会話する機会を多く増やしていたのですが、なかなか積極的に会話しに行かないですよね。生徒同士で固まってしまう。
ただ今年からは米国人とオンライン英会話ができるシステムを導入して、生徒にカリキュラムの一つとして、米国人とのオンラインレッスンをしてもらっています。
米国人による教科書を使ったレッスンやフリートークを生徒に体験してもらっています。
後で生徒のレッスン動画を見かえす事ができるので、何が悪かったのか、どうやって質問を切り返せばよかったのかを生徒にアドバイスしています。
レッスンを見てわかったことは、生徒の声が小さいことです。
後は自信を持って喋っていないです。
クラスではあんなに英語で発言する生徒も、ネイティブスピーカーの前では声が小さい。
実際に米国人とオンラインレッスンを繰り返すことにより、生徒の英語力にも自信が付いていきます。
– – 今後の抱負は?
今まで通り、「英語を楽しく学んで、好きになってもらう」ことと、あと「自信を持って英語をしゃべる」ってことですね。
もっと多くの生徒に海外に行ってもらいたいですね。