過去分詞(Past Participle)とは?使い方・作り方を例文と練習問題で解説
elsaspeakadmin
August 24, 2026
上級英文法
過去分詞(Past Participle)は、英文法を理解するうえで欠かせない重要な要素の一つです。一方で、過去形(V2)や現在分詞(V-ing)との違いが分かりにくく、「いつ、どのように使えばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、過去分詞とは何か、その作り方や使い方、代表的な文型について、例文を交えながら分かりやすく解説します。最後には練習問題も用意しているので、ぜひ理解度のチェックに活用してください。
過去分詞とは ?
過去分詞(Past Participle)は、英語の動詞の「3つ目の形」で、一般的にV3と呼ばれます。
主に完了形や受動態を作る際に使われるほか、文中で形容詞のような役割を果たすこともあります。
英語の動詞は、
基本的に次の3つの形で整理できます。
V1:原形(Base Form)
V2:過去形(Past Simple)
V3:過去分詞(Past Participle)
過去分詞を使った例文
She has finished her assignment.(彼女は宿題を終えました。)
The door was locked before we arrived.(私たちが到着する前に、ドアは施錠されていました。)
They bought some frozen food yesterday.(彼らは昨日、冷凍食品を買いました。)
このように、過去分詞は完了形や受動態だけでなく、finished、locked、frozenのように、さまざまな形で使われます。

過去分詞(Past Participle)の作り方
過去分詞の作り方は、その動詞が規則動詞か不規則動詞かによって異なります。
規則動詞(Regular Verbs)
規則動詞の場合、基本的には動詞の原形に**-ed**を付けることで過去分詞を作ります。
ただし、単語のつづりによっては、-edを付ける際にスペルが変化することがあります。
-edの付け方のルール:
また、2音節以上の動詞では、アクセントの位置によって最後の子音字を重ねる場合があります。
- 最後の音節にアクセントがある場合:最後の子音字を重ねて-edを付ける。
例:prefer → preferred、admit → admitted - 最後の音節にアクセントがない場合:基本的にそのまま-edを付ける。
例:visit → visited、open → opened

不規則動詞(Irregular Verbs)
不規則動詞は、規則動詞のように単純に-edを付けて過去形や過去分詞を作ることができません。決まった一つのルールがあるわけではないため、V1(原形)・V2(過去形)・V3(過去分詞)をセットで覚えるのがおすすめです。
変化のパターンを見ると、大きく次の4タイプに分けることができます。

よく使われる動詞の過去分詞一
ここでは、日常会話や英語学習、試験などでよく使われる50の動詞について、V1(原形)・V2(過去形)・V3(過去分詞)を一覧で紹介します。
過去分詞を効率よく覚えたい方は、V3だけを暗記するのではなく、V1・V2・V3をセットで覚えるのがおすすめです。

過去分詞(Past Participle)の主な使い方
過去分詞は、完了形や受動態をはじめ、さまざまな文法表現で使われます。
ここからは、英語で特によく使われる代表的な用法を見ていきましょう。
完了形での使い方(have + 過去分詞)
過去分詞はhave / has / hadなどと組み合わせることで、完了形を作ります。
完了形は、過去から現在までの経験・継続・完了や、ある時点より前に起きた出来事などを表す際に使われます。

受動態での使い方(be + 過去分詞)
受動態では、過去分詞をbe動詞と組み合わせ、「~される」「~された」のように、主語が動作を受けることを表します。
文型:
例:
- The emails were sent this morning.(メールは今朝送信されました。)
- English is spoken in many countries.(英語は多くの国で使われています。)

名詞を修飾する形容詞としての使い方
過去分詞は動詞の一形態ですが、名詞の状態や特徴を表す形容詞のような働きをすることもあります。

文の補語としての使い方
過去分詞は、主語や目的語がどのような状態にあるのかを表す補語として使われることもあります。

分詞構文(Participial Clause)での使い方
過去分詞を使った分詞構文では、受動的な意味を持つ節を簡潔に表現できます。
例:
- Inspired by her teacher, Mai decided to study abroad.(先生に触発されて、マイは留学することを決めました。)
- Built over a century ago, the bridge is still in use.(1世紀以上前に建てられたその橋は、今も使われています。)

仮定法過去完了(第3条件文)での使い方
過去分詞を使った分詞構文では、受動的な意味を持つ節を簡潔に表現できます。
文型:
例:
- If we had left earlier, we would have caught the first train.(もっと早く出発していれば、始発列車に間に合っていたでしょう。)
- If Lan had prepared carefully, she could have won the contest.(ランがもっと入念に準備していれば、コンテストで優勝できていたかもしれません。)

助動詞 + have + 過去分詞
「助動詞 + have + 過去分詞」は、過去の出来事について、可能性・後悔・推測・仮定などを表すときに使われます。

過去分詞と現在分詞の違い
過去分詞(Past Participle)と現在分詞(Present Participle)は、どちらも動詞から作られる形ですが、その形や意味、使い方は異なります。

過去分詞に関する練習問題
問題1:かっこ内の動詞を正しい形(V3)に変えて入れましょう
1. The meal ________ (cook) by my father was delicious.
2. She has ________ (lose) her wallet.
3. The classroom was ________ (decorate) for the school festival.
4. We had ________ (finish) the project before the deadline.
5. The picture ________ (draw) by Anna won first prize.
6. They have ________ (choose) a new team leader.
7. The road ________ (repair) last month is much safer now.
8. He had ________ (forget) my birthday.
9. The flowers ________ (grow) in this garden bloom every spring.
10. The package was ________ (deliver) this morning.
問題2:正しい答えを選びましょう
1. The bridge ________ in 2018 is still in excellent condition.
A. build
B. building
C. built
D. builds
2. She has ________ her English skills significantly.
A. improve
B. improved
C. improving
D. improves
3. The students ________ for the competition are very excited.
A. select
B. selecting
C. selected
D. selects
4. The letter was ________ yesterday afternoon.
A. send
B. sent
C. sending
D. sends
5. My sister has ________ to Canada twice.
A. go
B. went
C. gone
D. going
問題3:関係詞節を過去分詞を使った表現に書き換えましょう
1. The paintings that were displayed at the exhibition attracted many visitors.
2. The laptop which was bought last year still works well.
3. The athletes who were selected for the national team began training yesterday.
4. The report that was completed this morning has been submitted.
5. The trees that were planted along the road have grown quickly.
問題4:文脈に合う表現を入れて、文を完成させましょう
1. If I had left home earlier, I __________________________.
2. She should have __________________________ before signing the contract.
3. They might have __________________________ because of the heavy rain.
4. We would have __________________________ if we had known the truth.
5. He could have __________________________, but he chose not to.
解答
問題1の解答
1. cooked
2. lost
3. decorated
4. finished
5. drawn
6. chosen
7. repaired
8. forgotten
9. grown
10. delivered
問題2の解答
1. C
2. B
3. C
4. B
5. C
問題3の解答
1. The paintings displayed at the exhibition attracted many visitors.
2. The laptop bought last year still works well.
3. The athletes selected for the national team began training yesterday.
4. The report completed this morning has been submitted.
5. The trees planted along the road have grown quickly.
問題4の解答(参考)
1. If I had left home earlier, I would have caught the bus.
2. She should have read the contract carefully before signing it.
3. They might have missed the train because of the heavy rain.
4. We would have joined the event if we had known the truth.
5. He could have asked for help, but he chose not to.
過去分詞に関するよくある質問
過去分詞はどんなときに使いますか?
過去分詞は、主に完了形、受動態、分詞構文などで使われます。また、名詞を修飾したり、主語や目的語の状態を表す補語として使われたりすることもあります。
「have + 過去分詞」とは何ですか?
「have + 過去分詞(V3)」は、完了形を作る基本的な形です。
現在完了形ではhave/has + V3、過去完了形ではhad + V3、未来完了形ではwill have + V3を使います。
過去分詞はV2ですか?V3ですか?
過去分詞はV3、つまり動詞の第三形です。一方、V2は過去形で、過去に起こった動作や出来事を表すときに使われます。
過去分詞は動詞ですか?
過去分詞は、動詞の変化形の一つです。ただし、過去分詞そのものが時制を表すわけではありません。haveやbeなどと組み合わせて完了形や受動態を作ったり、文脈によっては形容詞のように使われたりします。
過去分詞は形容詞として使えますか?
はい。過去分詞は形容詞のように使うこともできます。たとえば、a broken window(割れた窓)やfrozen food(冷凍食品)のように、人や物の状態・特徴を表す際に使われます。
過去分詞と過去形の違いは?
過去形(V2)は、過去に起こった動作や出来事を表すときに使います。一方、過去分詞(V3)は動詞の変化形の一つで、主に完了形や受動態など、さまざまな文法表現で使われます。
過去分詞と過去完了形の違いは?
過去分詞(V3)は動詞の変化形の一つです。一方、過去完了形(Past Perfect)は「had + V3」で作られ、過去のある時点よりも前に起こった出来事を表します。
つまり、過去分詞は「動詞の形」、過去完了形は「過去分詞を使って作る文法表現」という違いがあります。
まとめ
過去分詞(Past Participle)は、完了形や受動態をはじめ、さまざまな英語表現を正しく使いこなすために欠かせない文法の基礎です。この記事を通して、過去分詞の作り方や使い方への理解を深め、実際の英会話や英文でも活用できるようになりましょう。さらに英語でのコミュニケーション力を伸ばしたい方は、ELSA Speakの「Grammar」カテゴリもぜひチェックしてみてください。